GRENFELL – Harrington Jacket.

GRENFELL のハリントンジャケットが入荷しました。

本場イギリスの気品漂うハリントンジャケット。
今季の目玉アイテムの一つと位置付けております。

 

知っている人も多いと思いますが、イギリスの老舗です。この度、お付き合いのあるインポーターさんの必殺のルートによって、本国のブランドの方から直輸入となりました。

● GRENFELL
1923年創業、イギリスのアウターウェアのブランドです。
織物工場を営んでいたトーマス・ヘイソンスウェイトと息子のウォルターが、著名な探検家であり医師でもあったウィルフレッド・グレンフェル卿の求めた『防風性と透湿性を備えた衣服』を開発することからブランドの歴史が始まりました。この生地はブランドの代名詞となり、『グレンフェル・クロス』と名付けられました。
過酷な環境に耐えうる生地として、実際に探検などに使われ、その後一般に向けても提供され、ブランドは急速に成長を遂げました。
現在もイギリスメイドにこだわり、伝統的ながらファッション性も融合させたアウターウェアを製造しています

 

王道スタイルのハリントンジャケット、またの名をスウィングトップ。
今回はグレンフェル・クロスではなく、ピーチド・コットンという平織りの生地が使われたモデルとなっています。

先日 SOUTIENCOL でもこのスウィングトップジャケットの入荷があり、その時に SOUTIENCOL のジャケットが日本における本流と書いた覚えがありますが、この GRENFELL はイギリスの老舗ブランドの手によるイギリスメイド、つまり、ほとんど源流と言えてしまうでしょう。

 

Outline
クラシックなハリントンジャケットです。
ドッグイヤーカラー、フラップポケット、ラグランスリーブ、アンブレラヨークと伝統的なディテールを備えたブルゾンジャケットです。
ファブリックは “Peached Cotton” と名付けられた高密織りによる防風、撥水性能を備えた平織りのウェザークロスを使用。胴裏はコットン綾織りのチェック生地、袖裏は滑りの良い化繊生地という総裏地仕立てとなります。
シルエットもクラシックなスタイルとなり、ゆったりとした胴まわり、腕まわりとなっており、裾のリブはしっかりタイト。時代に左右されない伝統的なバランス、スタイルのジャケットとなっています。

 

上品かつ上質なファブリックと王道ディテールを備えたクラシックスタイル。
例えば数十年前の古着が出てきても、だいたいこれと同じものになるでしょうし、これが数十年後に古着になった時、その時の現行もきっと変わっていないでしょう。
時代に応じてシルエットやディテールを変化させることは、ファッションにおいては尊いことであると同時に当たり前のことですが、だからこそ、変わらないこと、普遍性を認められたものというのは、やはりファッションにおいても価値があるのだと思います。

やはり SOUTIENCOL の時にも書いていますが、そういった普遍的なアイテムほど、我々は自由に、その時代を反映した着こなしが楽しめるというものです。

あのじいさんがさりげなく羽織っている姿が格好いいなぁ、あるいは逆に、あんな風におっさんくさい着こなしと同じにされないよう、おれはこう着るね、とか。

60代や50代が着ていても自然で、30代や20代もかっこよく着られるジャケットというのは、こういったクラシックなものであり、その自由さや懐の深さは、単純に楽しいですし、もっと言えばロマンを感じてしまいます。
時々、原点回帰のようにこういったクラシックなアイテムにタッチすると、ファッションがより楽しくなるような気がします。

 

GRENFELL – Harrington Jacket
col : Navy
size : 38 / 40 / 42
price : 64,900 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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9月22日(月) 定休日

alvana – Bharat Straight Pants.

alvana の新作パンツが入荷しました。
久しぶりのパンツアイテム、しっかりかっこいい太デニムです。

 

数シーズン前から展開がはじまったオリジナル生地の Bharat デニムを使ったアイテムです。インド綿を素材として、独特のドライタッチで仕上げたデニムは、デニム専門のブランド群が手がけるデニム生地とはひと味違ったテイストです。
そこにまた独自のバランスのワイドシルエットパターンが加わることで、”alvanaらしさ” というテイストが確立してきたように思います。

いわゆる “ジーンズ” と呼ばれるような5ポケットパンツ型ではありますが、alvana の世界観や独創的な格好よさを確かに感じられるデニムパンツになっています。

 

Outline
ブランド定番のデニム生地によるワイドな5ポケットパンツです。
インド綿にフォーカスしたオリジナルデニム生地 [Bharat] は、繊維が太く、特有の強度と弾力、腰があり、また生地の表情が豊かで独自の風合いが生まれます。
シルエットはゆったりしたワイドストレート型。股上深め、裾の絞りを最低限にした全体的にワイドなシルエットとなります。
ステッチ(色)を利かせず、アメリカルーツの5ポケットデニムとは一線を画す落ち着いた雰囲気となっており、オリジナルの生地とオリジナルのワイドシルエットと相まって、alvana 独自の空気感を色濃く備えたパンツとなっています。

 

太番手の糸で、あえて不揃いの糸を使って、ガシッ、ジャリッとした質感で仕上げられたデニム生地。厚さもウエイト感もしっかりあって頑丈で、穿きこんで風合い豊かにエイジングしていくことをイメージしてつくられています。

 

ミニマムなディテールで、ステッチを利かせずにあえてプレーンなルックスで、スタイリッシュなイメージでデザインされています。
独特なワイドシルエットも穿いてみると無造作な感じの中に洗練されたものを感じる不思議な格好よさがあり、一般的なアメリカンワークをベースにしているデニムパンツとはまるで別ものです。

 

ラフな印象ですが、どことなく上品なのが alvana のアイテムに共通するイメージですが、このパンツもその例にもれず。若い人が喜びそうなスタイリッシュなワイドシルエットですが、そうそうヤングな印象でもないのが不思議です。

クラシック・ベーシック系統のブランドさんがつくる太いパンツや、ワークパンツ系統の太いパンツなどとは明らかにバランスが異なり、独特の感性がもたらすナチュラルかつクールなテイストが新鮮に感じます。
太いパンツをクールなテイストで合わせたい、というイメージに共感できそうでしたら、是非お試しになっていただきたいパンツです。

 

alvana – Bharat Straight Pants
col : Indigo / Black
size : 2 / 3
price : 29,700 in tax

 

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Fuzz
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9月22日(月) 定休日

No Title.

朝晩もめっきり涼しくなって、もうすっかり秋の陽気ですね、
って早く言いたいですね。

気がつけば9月中旬、ひと雨ごとに涼しくなっていくはずの時期ですが、太陽が出るとどうしても夏の陽気で、まだまだ暑さが身にこたえる今日この頃です。
しかしながら、例えば8月初めの35度と今の35度、同じ気温でも感じ方は違います。吹く風も違えば、陽が落ちるのも早いですし、やはり真夏の暑さだけあっても、『夏ではない感じ』みたいなものは、日に日に濃くなっていっている気がします、あるいは、そんな気がしないでもないです。

わたくしの方は、7月からここまで、各ブランドさんの展示会巡りを続けていて、ようやく佳境に入ってきたところです。お盆明けから新作入荷の波も激しくなってきて、これだけ暑くても目のまわるような忙しさです。
みなさまにおかれましても、ビジネスの側で言えば夏の雰囲気が終わって、いろいろと話が進む時期になり、なにかと忙しくなっているのではないでしょうか。

 

現在取り組んでいる仕込みは、2026年の春夏シーズンの分です。
だいたい8割の発注を済ませたくらいですが、ここまでなかなかいい感じできています。有名なブランドを新たに扱いますという大きなトピックは無いですが、いくつか新しいブランドの発注はありますし、みなさんが隠れてガッツポーズをするような妙味な別注も複数のブランドさんに依頼して仕込んでいます。

唯一残念なのは、先日ご紹介したフランスの parages のコレクションが、あまりにも値上がりが大きい、プラスそれをものともしない魅力的な品番が見つけられず、ノーセレクトになってしまったことです。
やめてしまうつもりはありませんが、次の春夏は発注がなく、とりあえず1シーズンお休み。少しずつ増やしていきたいと思っていた矢先だったので僕も残念です。

 

展示会廻りで気付いた傾向と言いますか、大きなトレンドの波としては、『クリーン』から『ラフ』への変遷がまた進みそうだ、ということがあるかもしれません。
ダメージや汚しの加工などを見ることも増え、色使いもパキッとしたものが増え、という感じ。例えば、ニュートラルな立ち位置のブランドさんが、ヨーロッパっぽい感じのものが少し減って、アメリカっぽい感じのものが少し増えたな、みたいなことを感じました。

ベーシック・スタンダードが軸の我々が、トレンドに大きく影響されることはありませんが、まったく無関係というのもそれは寂しいことです。トレンドに振り回されません!というのは受けのよいフレーズかもしれませんが、もはやそれを高らかに言えるほど僕も Fuzz も若くなく、それはきっとみなさんも同じではないかと推察します。トレンド的なものも、『気がつかないうちに入っちゃうかもね!』 というくらいのニコニコナチュラルなスタンスでいこうと思いますので、みなさまも『おいおい気骨がないねえ』などと怖いことを言わないでいただけますよう、宜しくお願いいたします。

以上で本日のムダ話を終えたいと思います。
コロナやインフルエンザの流行があるようなので、免疫を落とさないよう気を付けていきましょう。

明日は祭日ですが、月曜日定休となります。

 

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Fuzz
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9月15日(月) 定休日

PATRICK – “ORIGIN”.

PATRICK の新作スニーカーが入荷しました。
復刻シリーズの  “ORIGIN” より、2モデル、スエードスニーカーをセレクトしました。

 

実際に70年代、80年代に実存したモデルを再現したシリーズが “ORIGIN” です。
フランスで興ったブランドである PATRICK のオリジナル時代であり、またこの年代はヨーロッパのスポーツ系スニーカーの特色が色濃い時代でもあります。
当時のデザインや素材感の特徴を改めて現代によみがえらせ、普遍性とファッション性を見出す、というのが ORIGIN シリーズのコンセプトです。

実際にヨーロッパのヴィンテージスニーカーの雰囲気をまとい、ゆえにファッションの薫りをたたえるシリーズになっていると思います。
シンプルでありながらも、ユーロヴィンテージのテイストにより着こなしの中で自然と映えるデザインになっていますので、うまく使ってスタイリングに役立てていただけたらと思います。

 

初登場モデル、COTTAGE-OG。
ブラウンスエードのスニーカーというだけで、なんだか70年代のフランスの薫りを嗅ぎとってしまう通な人もいらっしゃるはず。
スクエアトゥが独特のモデルです。

 

Outline
PATRICK の復刻デザインのライン “ORIGIN” シリーズ。
“COTTAGE-OG” は 1970年代のトレーニングシューズをベースにしています。スクエアトゥが特徴のクラシックな佇まいで、アウトソールはコートシューズ系を装備しています。
ブラウンカラーのスエードで落ち着いた雰囲気となりますので、シックなスタイルによく映えます。
現代でも普遍的なデザインの一つとも言える、70年代ヨーロッパのスニーカーのテイストです。クラシックなスタイルとして、さまざまなコーディネイトに取り入れていただけます。

 

スニーカーの中でも、少しだけ革靴に近いポジションのブラウンスエード。大人っぽい、落ち着いた、という感じの売り文句になることが多いですが、僕のイメージでは “シック” です。
きちっとした格好にも合わせやすくて、あえてこのスニーカーを選びました、という感じが強くすると思います。

そして、まったく逆に、ファッションとはそういうもので、”ロック” な感じのスタイル層からも支持されるテイストでもあり、またそちら側も自然で格好いいです。

 

PATRICK – COTTAGE-OG
col : Choco
size : 41 / 42 / 43 / 44
price : 17,600 in tax

 

こちらは2度目の登場となります、BERRY-OG。
ブラックスエードならではの艶っぽさがありますが、ガムのソールがレトロスニーカーの薫りを醸します。

 

Outline
PATRICK の復刻デザインのライン “ORIGIN” シリーズ。
“BERRY-OG” は 1970年代後半に登場したコートシューズ。つま先からハトメ飾りまで伸びた個性的なデザインは、PATRICKならではのレトロな雰囲気を再現しています。
ブラックスエードのボディに同色のライン、ガム色のソール。スタイリッシュでありながら、レトロなニュアンスを漂わせ、単調ではない深みを感じさせてくれます。
現代でも普遍的なデザインの一つとも言える、70年代ヨーロッパのスニーカーのテイストです。クラシックなスタイルとして、さまざまなコーディネイトに取り入れていただけます。

 

こちらは逆にトゥに丸みがあり、厚さもできるだけ抑えられ、レトロスニーカーバランスです。

 

やはり雰囲気は “シック” を感じます。
コンパクトなルックスなので、ボリュームのあるパンツと合わせてコントラストを為しても恰好よさそう。細身のチノパンをキュッと穿いて、クラシックなヨーロッパのカジュアルスタイルで合わせてもグッとくることでしょう。

 

PATRICK – BERRY-OG
col : Black
size : 41 / 42 / 43 / 44
price : 17,600 in tax

 

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Fuzz
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三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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9月15日(月) 定休日