Remind – Montmorency Pants.

いよいよ2月が終わって、季節は春に向かいます。
季節の変わりめはパンツから、という人も多いと思いますので、我らが Montmorency のコットンパンツをもう一度話題にあげたいと思います。

撮影するのにかなりの什器の移動が必要になったという理由で、めっきりお客さま着用写真が減ってしまった昨今ですが、久しぶりに撮れましたので載せておきます。
ご参考にしてください。

 

探すと意外と見つからない、なんてことのないパンツをしっかりした素材で、というコンセプトでつくっているのですが、やはりなんてことないので店頭でも目立たないですから、たまにはこうしてアピールする必要があります。

僕なども基本はコンサバな種族ですから、メインで穿くのはこういった地味なパンツです。すっと格好よく穿けるような工夫が無いパンツに惹かれる体質でもありますので、クラシックだったりベーシックすぎることによる少しの野暮ったさを愛します。
それで多少バランスを崩すことになっても、その味わいの方を大切にしようとする博愛主義者とも言えるでしょう。そのアンバランスの現れ方にこそ、個性が宿るのである、と。

 

冗談はさておき、(いや冗談でもないのですが)、パンツのバランスはさまざまで、どのバランスがしっくりくるというのは人それぞれ、また気分にも左右されます。
というわりに、このバランスが意外と世に少なすぎる、というのがこのパンツです。『もっと普通に普通のを穿きたいんだ!』 という希望に沿えたらと願っています。
しかし、そう考えてみると、『普通のパンツ』 は万人受けしないアイテムになっているのが現代なのかもしれませんね。

 

生地としては、標準的なオールシーズンの地厚のコットンツイルです。これからぽつぽつ暖かい日が混ざってきて、厚手の冬パンツではちょっと、ということが出てくるかと思います。すると、やはりコットンの通年ウエイトのパンツの出番です。

 

デイリーなコットンのベーシックパンツとして、特に私服でお仕事をされる方々には、ある程度消耗品として見なくてはならないと思いますので、着まわししやすく、クオリティとプライスのコストパフォーマンスの側面からも、というようなことも付け足しておすすめしたいと思います。
新しい季節の新しい一本として、いかがでしょうか?

 

Montmorency – Basic Chino *Cotton Twill
col : Beige / Dk.Green / Charcoal
size : 2 / 3 / 4
price : 14,000 (+tax)

 

撮られながら寝る本木さんに FUJITO のシャツコートを羽織らせてもう一枚。このまま1時間ほど睡眠をとってから帰られました。

彼も働き盛りで忙しい日々。
しかし彼だけでなく、どの御仁も皆さま立派な戦い、あっぱれでござる。