SOLOVAIR – Penny Loafer.

久しぶりとなります、SOLOVAIR のシューズが入荷しました。
今回はポリッシュレザーによるローファーをセレクト。もちろんイングランド製のグッドイヤー製法、エアクッションソールとなっております。

 

先行して SANDERS のローファーをご紹介していますが、この SOLOVAIR の方が、もう少しカジュアルな立ち位置でしょう。SANDERS はしっかりトラッドなベースを感じさせますが、こちらはもっと気さくに合わせていける英国靴として存在価値の高さを感じさせるのだと思います。

 

アッパーはポリッシュレザー、あるいはガラスレザー、ハイシャインレザーなどとも言われる、いわゆる樹脂コーティングの鏡面仕上げを施されたカーフレザーとなっています。
SANDERS でもそうですが、ポリッシュレザーの程よい光沢は、コーディネイトの中で適度なメリハリとなり、全体を上品に、そして重厚にしてくれる効果があると思います。

 

この SOLOVAIR というブランドとしては、エアクッションソールのみでラインナップされており、ブランドのアイデンティティとなっています。メーカー(工場)としては、ノーザンプトンの本格的なシューメーカーですので、エアクッションソールの靴しかつくれないということはなく、ひと通り何でもつくれるメーカーです。

 

エア内蔵のラバーソールは、穿き感が柔らかく、グリップも強いです。革靴と言えばというようなトラッドなアウトソールよりは、ずいぶん履きやすいのは間違いないでしょう。

このエアクッションソールは、Loake などですと 『ヒートシールドソール』 と呼ばれたりしますが、『マーチンソール』 といった方が PIN とくる人も多いかもしれません。メーカーとして、Dr. Martens のイギリス製時代のプロダクションを請け負っていたという歴史があり、その経歴を生かして展開しているブランドとも言えます。ですが、マーチンのようにはっきりストリートに向けているのではなく、ドレス靴がルーツになっていることを強く意識させるような展開をしており、はじめからカジュアル靴という感じではないというところがポイントになっていると思います。

 

このラバーソールによって、ちょっとした厚底感が出て、シューズとして縦にボリューム感が出てきます。このバランスが独特で、コーディネイトの中で一つアクセントになり、心地好いバランスをもたらすことになるのです。

しっかりめのきれいめコーディネイトから、けっこうラフだったり、ストリートやモードっぽいカジュアルコーディネイトまで、かなり幅広くカバーできるローファーシューズではないかと思っております。

 

SOLOVAIR – Penny Loafer
col : Black
size : 6H / 7 / 7H / 8
price : 34,000 (+tax)