Aiguille has BACK !!
前回入荷から3年以上の時間が経ちましたが、めでたく再び店頭に並ぶことになりました、イギリスの Aiguille (アイグーリー)です。
もうほぼ4年前になりますか、輸入代理店の関係で発注ができない状態に陥ったのですが、それまでは Fuzz のこっそり定番として、人目を忍びながら実は大活躍をしていたバッグでした。
ここずっと、シーズンに1人か2人、アイグーリーは入荷しないのかと問い合わせを頂いていましたが、それも無くなってきた頃合いを見計らったかのような復活です。
店頭では普通に使っていただいているお客さんを見かけるので、僕としては常にイメージは鮮明で、忘れることを許されませんでした。
●Aiguille
1998年操業、イギリスのマウンテンギアメーカーです。
多くのイギリスアウトドアメーカーが生産を国外に移している現在でも英国生産にこだわり、高品質・高性能の製品開発に励んでいます。
英国マウンテンレスキューチームと製品の共同開発、並びに製品供給を行うなど、主にプロユースの製品を手がける信頼性の高いメーカーです。
イギリスの本格的なアウトドアバッグのメーカーの、タウンユース用バッグということで、つくりや素材はタフだけど、普段づかい用の凝ったディテールは皆目・・・というバッグ。
けれどその潔さのようなものが、なんとなく我々から見てヨーロッパ的な、まったく足し算しないという格好よさを感じさせてくれるのだと思います。
僕としては、これは完全にエルベ・シャプリエと同様な立ち位置で、機能や実用性というよりはスタイルやスタンスを世に示すようなタイプのアイテムだと思っています。
エルベにしても、アイグーリーにしても、装備を載せずにただ澄ましているという印象を受けます。
けっこう太番手の糸によるしっかりしたナイロンキャンバスが使われています。裏側にはアクリルコーティングがされて、しっかり撥水性を高めています。
久しぶりに見ましたが、これが今の標準装備のファブリックということで、かつてのものより格段に良くなっています。
かつては標準搭載の生地がすごく一般的な普通のナイロン生地であったため、ある時期から代理店さんの方で生地を指定したり、調達したりということもされていました。
生地はしっかりしていて軽い、加えてパーツも含めて重いものは使われていませんので、バッグそのものは非常に軽いです。
アウトドアメーカーによるプロダクトであるにも関わらず、いざコーディネイトに合わせてみると何故かシティな薫りがするのもこのバッグの不思議な魅力です。
傾向として、もともとシティ・スタイルの層が “外し” としてこのバッグを、ということが多いからかもしれません。
Aiguille – Nylon Back Pack
col : Black / Navy / Olive
price : 16,000 (+tax)
憶えている方々、いかがでしょう、久々でしたが変わってなくて何よりでしたね。
どうでしょう、Standard Supply があれば充分!と考えていた人も、エルベ・シャプリエかアイグーリーか、どちらかを所有しなければ、、というところに追い込まれたのではないでしょうか。笑。