Herve Chapelier のリュックサックが入荷しました。
忘れた頃にやってくる不朽の定番アイテム、久しぶりの登場です。
今回はコーデュラナイロンの大きい方のタイプにしました。
少し前に展開していたのはやや小さい薄手ナイロンのモデルでしたが、こちらの方がメンズ的には実用性が高いという結論です。
バッグとしては、きわめてシンプルなデザインとまったくのベーシックなスペックです。
はっきり言ってしまえば、『Herve Chapelier である』 こと以外、なんの特徴もありません。
だからこそ、です。
だからこそ、『Herve Chapelier である』 という特徴が逆説的に大きなインパクトを及ぼし、他に類を見ない存在感と知名度を獲得しているような気がします。
今回は、ブラック、グレー、オリーブの3色を選びました。
この色展開も長年継続されているもので、不変の強さを感じます。
Herve Chapelier – Back Pack
col : Black / Grey / Olive
price : 15,500 (+tax)
『バックパックでおすすめありますか?』 と訊かれたら、
『エルベ・シャプリエです』 と僕は答えます。
『使いやすいですか?』 と訊かれたら、
『いや、そうでもないです』 と答えます。
『仕事で使いたいので、機能性を求めるのですが』 と言われたら、
『でしたらやめておいた方がいいです』 と答えます。
エルベのバックパックは、機能性ではなく、スタイルを求める人におすすめするバッグです。
だってこれしかないんだもんというような無関心を装うとか、『使いにくくてしようがない』 と文句を言いながら使うとか、フランス人的な天邪鬼精神で愛用するのがポイントでしょう。
コーディネイト的なスタイルではなく、もっとマインドを含めたトータルなスタイル志向のアイテムであると言えるのではないでしょうか。
そんなスタンスで毎回仕入れていますが、いつだって完売までかなりの時間を要し、もはや次はないかなと思うのですが、最後の一つが無くなってしまうと義務のようにまた発注してしまうという魅惑のアイテムです。