Le Laboureur – Work Trouser.

Le Laboureur のデニムパンツが新たに入荷してきました。
忘れたころにやってくる、ラブルールのボトム。純朴インポート、フレンチワーク風味です。

 

かれこれ長い付き合いになる Le Laboureur ですが、思いついたようにボトムを発注することがあります。長年やってきていても、このあたりのパンツの需要がいかほどあるのかというのは見当がついていませんが、多くの場合、入荷後、長い期間にわたって店頭に置いてあるような気がします。

しかし、おそらくそれは気のせいです。きっとみなさんも同じだろうと思いますが、時々、純粋無垢なインポートアイテムを拝みたくなり、周囲を見渡してみると、このパンツが目に入るのです。
そういったいきさつで、今季はそういうタイミングがまわってきたということです。
本来は3種類が入荷する予定なのですが、生産と配送の状況は回復していないようで、ひとまずこのデニムのパンツが届きました。

 

何度か説明していると思いますが、ラブルールは基本的に純粋なワークウェアそのままのつくりで、手持ちのファブリックを柔軟に載せ替えてアパレル製品としています。
基本的には、自社で展開するワークやハンティングのウェアに対応する生地が継続して用意されていて、それら生地のバリエーション、かけることのジャケットやパンツの品番、ということで品揃えがされているという具合です。

今回のパンツも、ワークパンツの定番型に、ワーク向けのデニム生地を載せたもので、結果的にはリアルなワークウェアそのものでもあるのです。

そういうことなので、3本針によるステッチや、フロントの仕様など、リアルワークのディテールで成り立っています。
シルエットも何も狙っていない無垢な中太のストレートシルエットで、ファッション的な配慮は気持ちいいくらいありません。
あくまでクラシックなタイプのストレートシルエットであり、それなりに太く見えるものの、ヒップや腿まわりは意外とコンパクトになっていることが特徴です。今の潮流とは逆のバランスだと思いますので、ある意味で新鮮です。

また、このモデルは、どういう理由か分かりませんが、サイドにゴムが入っているものとそうでないものがあり、今回のデニムの場合はゴムのあるタイプとなります。

ここからは既にラブルールで別のパンツを所有している人に向けてなのですが、ゴムのあるタイプは、ゴムの無いタイプに比べ、ヒップと腿まわりがコンパクトになりますのでお気を付けください。

 

生地は前述の通り、ワーク向けデニムです。
ポリエステルが配合され、より頑丈に、より軽く、という機能性を重視したデニムとなります。しっかりした生地で、厚みもしっかりありますが、ポリエステルの分、ずしっとした重さを感じません。
色のトーンも違いますし、色落ちもしにくいので、一般的なデニムとはまた違った雰囲気となっていますが、これが意外と着合わせで映えるデニムである、とはわたくしの評価です。

 

やはり “フレンチワーク” ですから、シルエットは変に気を遣ってもらっては困るのではないでしょうか。こういったメーカーに気をまわされるのは考えただけでも怖ろしく、逆に我々はそのままで居ていただく努力をしなくてはなりません。
変わらないで居ていただいて、あとはこちらで何とかしていく、というのが道具として生きているウェアとの付き合い方ではないかと思います。

 

デザインとしてはシンプル、しかしモノとしては強いニュアンス。
そのニュアンスを自分なりに解釈して、着こなしに生かすということではないかと思います。そして、だからと言って難しく考える必要もなく、基本は 『なんてことないワークウェア』 ですから、元々のハードルは低いと考えて楽しむのが得策です。

 

Le Laboureur – Work Trouser *Work Denim
col : Indigo
size : 40 / 42 / 44
price : 17,380 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

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4月18日(月) 定休日
4月25日(月) 定休日

Le Laboureur – Moleskin Work Jacket.

Le Laboureur のワークジャケットが入荷しました。
久しぶりの入荷となりますが、今回はモールスキン、ブラックです。

 

古い古い付き合いとなるラブルール。いわゆるリアルな “フレンチワーク” ウェアのブランドです。
現在、Fuzz では Le Travailleur Gallice (ガリス) というブランドとフレンチワークの2本立てでご用意しているのですが、微妙なデザインの違いに加えて、シルエットやサイズバランスなどが違いますので、合う方をどうぞというスタンスです。

ラブルールの方は、現在でも普通に同じかたちのジャケットやパンツをワークウェアとして販売しており(もちろん現地で)、言わば、意外と現代のフレンチワークジャケットと言えるのかもしれません。ただ、いつから変わっていないのかは分かりませんが、けっこう昔のかたちだとは思います。
また、リアルワークジャケットではあるものの、現在、実際のワークウェアとして流通しているのは、ほとんどが化繊生地のものではありますので、このモールスキンはやはりアパレル仕様であるとも言えるでしょう。ややこしいですが、、

一方、ガリスの方は、古い年代のデザインを復刻生産していますので、これはリアルなメーカーがつくるアパレル製品でありまして、ジャケットのスタイルはラブルールより古いです。
襟のかたちに注目していただけるとその違いが一目瞭然かと思います。ラブルールの方が “普通のかたち” をしていますが、これはこれでなかなかバランスが好く、僕は気に入っています。

 

ラブルールは機屋(はたや)さんでもあり、生地を自家生産する稀有なメーカーで、このかたちでいろいろな生地を載せ替えて展開されていることも特徴です。古くからハンティング系のアウトドアジャケットも生産しているので、そちら向けのファブリックをこのジャケットに載せたり、ジャケットのスタイルの幅はたいへん狭いのですが、生地づかいによって意外とラインナップは多いというのが本当のところです。ただ、世間のニーズはある程度モールスキンに集まっているために、そのポテンシャルを発揮できていないのが実情であり、結局、意外とバリエーションがあるとかそんなことはどうでもいいということになってしまっています。

ただ、Fuzz では、ごくたまに、その片鱗をお見せしようという努力はしています。この春夏も、このモールスキン以外のアイテムを発注しています。順調に入ってくればですが。

 

171 cm のわたくしが、今回2を着ています。
実際、このジャケットは、生地違いで4着(モールスキン、ドリル、綿麻ダック、コーデュロイ)所有しているのですが、コーディロイだけ2のサイズを着ていて、あとは1を着ています。
たまたまこの冬が寒いために、たまたま少し太ってしまい、1を着たらけっこう窮屈でした。

もともとモールスキンはギュギュっと高密織りなので、水洗いでの縮みはほとんど生じません。(もちろんタンブラー乾燥は別です)

毎回言っているかもしれませんが、Fuzz の隠れテーマとして、『フレンチワークジャケットをどう着るか?』 というのがあり、たとえ今っぽい格好が好きでも、ひとつクラシックアイテムを使った『俺のコーデ』 を持っていると、歳をとっても安心です。

ルールがありそうで、実はまったくないジャンルでもありますので、安心して参戦していただけたらと思います。
いまいちPINとこないけど、興味はある、という人がいたら、僕はこんな言葉をかけるでしょう。
どう着たらいいか分からないのは、みんな一緒だぜ、と。

こんな風に合わせたら、何かガツンときた。いや、何も考えずに羽織るだけの方がかえって渋い。既にいろいろな意見が飛び交い、楽しんでいる人がたくさんいらっしゃいます。みなさんも自分なりの使い方を見つけて、おおいに楽しんでいただけたらと思います。

 

Le Laboureur – Moleskin Work Jacket
col : Black
size : 1 / 2 / 3
price : 21,780 (税込)

 

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■プライスダウン商品のまとめ買い割引実施中
Sale/Outlet 掲載のプライスダウン商品を2点以上お求めいただくと、さらに割引となります。
○2点購入 → さらに10% OFF
○3点以上購入 → さらに20% OFF
期間は2月14日まで、店頭でも同様の適用となります。

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
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1月31日(月) 定休日
2月3日(木) 14時 OPEN
2月7日(月) 定休日

Le Laboureur – Work Jacket, Pants.

遅れていました、Le Laboureur のジャケットとパンツの入荷です。
モールスキンジャケットのブラック、初登場となるストライプ柄のパンツ、2型が届いています。

 

Fuzz ではずいぶんと長い付き合いになりますラブルール。フレンチワークの一番手という貴重な存在ですが、今季は GALLICE の発注を先にしていたという都合により、少し控えめ。ブラックモールスキンの定番カバーオールと、初見となるヴィンテージ感がすごいブラックストライプのワークパンツ、2種類をセレクトしました。やはり遅れたか、ということもあったので、結果的には間違ってなかったようです。

 

定番のカバーオール、モールスキン、ブラック。
今季は綿100のモールスキン生地、またかなり久しぶりに胸ポケットにラベル入りです。このラベルは非常にあったりなかったりなのです。

 

ガリスとはまた違ったクセを持っていますので、身体的な相性や感性的な好みなどによって、ということになります。
ラブルールのジャケットの特徴は、襟は案外普通でけっこう格好いい、肩が小さめ、着丈と袖が長め、という感じです。

 

ガリスもラブルールもリアルなワークウェアのメーカーですが、ガリスはファッションアイテム向けのプロダクトとしてリアルワークと分けている(古い年代のものを自らリプロダクションしている)のに対し、ラブルールは区分が曖昧です。
ラブルールの製品は本国でリアルワークとしても売られながら、同じものがファッションアイテムとしてイギリスや日本などで扱われています。ただ、ラブルールは生地から生産するメーカーであり、かつワークウェアだけでなく、リアルなハンティング、ゲームウェアも手がけていますので、ハンティングウェアの生地をワークのカバーオールに載せてファッション用に、というようなこともしています。例えば、太畝のコーデュロイなどはハンティング系の生地ですが、ワークジャケットの型で発注できたりするのです。

どちらも現行のフレンチワークウェアも生産しているメーカーですが、我々の手元に届く製品には、このような微妙な違いがあったりします。そうです、知らなくてはいけないことでは、まったくないです。

 

毎度毎度、きっちり同じものとなりますので、基本的には新しく語るべきことはありません。笑。
ですので、前回入荷時の文章を再掲しておきます。

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Fuzz では長い付き合いになるフレンチワークジャケット。ファズスタイルとか制服とか言うつもりはまったくありませんが、このジャケットをどう着るか?というのは、隠れテーマのようなかたちで常に裏側に置いておきたいと思っています。

ポケットがたくさん付いているし、生地も縫製も頑丈だし、汚れても気にならないタイプのジャケットだし、ということで、休日のお父さんジャケットにするのも一つのかたち。もしくは飲みに出かける時に羽織る、『飲んだくれジャケット』。

きれいなシャツやタートルネックにスラックスを穿いて、渋めのブーツなど履いて、最後の外しにこのジャケットを着て、というのもまた一つのかたち。タイドアップしたり、スカーフなど巻いてみたり、あえてコントラストをはっきりさせてみると、ファッションにおける意外性という部分に魅力を感じることができます。

 

Le Laboureur – Work Jacket *Moleskin
col : Black
size : 0 / 1 / 2 / 3
price : 19,800 (+tax)

 

さて、今回は変わりダネのお品もお一つ。
久しぶりのパンツアイテムなのですが、生地がモノトーンのストライプ柄というものです。前述の通り、生地からつくるメーカーなので、こちらもオリジナルの生地となり、ワーク屋さんならではのものとなっております。

どうでしょう、だいたい40年代くらいでしょうか、そこよりも前の年代のもので時々見かける、よく分からないストライプがいろいろあるのですが、おそらくそれです。
実はかなり “フレンチワークの薫り” なるものが強いと言え、ちょっと特殊なヴィンテージのテイストも合わせ持つ面白いアイテムです。

 

パンツとしては無造作ストレートのワークトラウザー型。
すごく太いわけでもなく、細いわけでもない、少し太いという程度です。尻と腿は意外とスリムで、絞りをほとんど利かせないストレートシルエット。弊店では、無造作だからこそ味がある、と解釈しております。

ラブルールらしい説得力のあるアイテムと言えるでしょう。ひどくクセのあるアイテムだとは思いますが、モノとしての魅力に溢れているではありませんか。
琴線に触れた方は、是非トライしてみてください。

 

Le Laboureur – Work Trouser *Stripe
col : Black
size : 40 / 42 / 44
price : 17,800 (+tax)

 

Le Laboureur – Classic French Jacket.

久しぶりになってしまいましたが、Le Laboureur のワークジャケットが入荷しております。
定番のモールスキンで、インクブルーとブラック、クラシックアイテムです。

 

昨日の Monument by Yarmo と同じく、本来的に非ファッションアイテムです。ラブルールも単純にリアルなワークジャケットとして、同じものをひたすらに、そう、拍手を贈りたくなるほど、ひたすらに同じものを同じようにつくっているメーカーです。

ラブルールは多少の生地のバリエーションを持っていますので、ややファッション性も感じさせはしますが、基本的には、ワークと、実はハンティングなども手がけているのですが、いずれにしても道具としての服を提供するメーカーです。

ですから、まったくのこちらの勝手な意思で、ファッションアイテムと解釈して着てしまうというものです。元来のまず用途や目的ありきで服がつくられ、着ていた時代に思いを馳せ、敬意を払いながら、街でお洒落着に昇華させていこうという試みです。

 

Fuzz では長い付き合いになるフレンチワークジャケット。ファズスタイルとか制服とか言うつもりはまったくありませんが、このジャケットをどう着るか?というのは、隠れテーマのようなかたちで常に裏側に置いておきたいと思っています。

ポケットがたくさん付いているし、生地も縫製も頑丈だし、汚れても気にならないタイプのジャケットだし、ということで、休日のお父さんジャケットにするのも一つのかたち。もしくは飲みに出かける時に羽織る、『飲んだくれジャケット』。

きれいなシャツやタートルネックにスラックスを穿いて、渋めのブーツなど履いて、最後の外しにこのジャケットを着て、というのもまた一つのかたち。タイドアップしたり、スカーフなど巻いてみたり、あえてコントラストをはっきりさせてみると、ファッションにおける意外性という部分に魅力を感じることができます。

 

今回、インクブルーの方はコットン100、ブラックの方はポリエステル混紡(コットン67/ポリ33)の現代的モールスキン生地となっています。ブラックの方がわずかに厚みがあり、ポリエステルが入っている分、退色が遅く、さらに頑丈という特性があります。現在のワークウェア的にはこちらがメインに使われているそうですが、見た目や風合いとしてはほとんど違いはないかと思います。

Le Laboureur – Work Jacket *Moleskin
col : Navy / Black
size : 0 / 1 / 2
price : 21,800 (+tax)