
スコットランドのニットメーカーによるブランド、 Nor’ Easterly のニットが入荷しています。
今回はいつものシェットランドウールではなく、メリノウールをつかったプロダクトとなります。

ウールの中でも高級品種と言われるメリノウールは、毛質が繊細であるため、やわらかな毛糸にすることができます。そこから、しっとりとやさしい肌触りのニットウェアが生みだされます。
ラムやシェットランドなど、いろいろなウールが存在しますが、メリノウールはハイゲージに編んで、滑らかな着心地を楽しむニットウェアにされることが多い素材となります。

今回、メリノウールを素材としていますが、ミドルゲージで編まれていて、ハイゲージのきれいめな雰囲気ではない、Nor’ Easterly らしい素朴な雰囲気で仕上げられています。
木製のボタンなどもそういった感じを助長するアクセントとなり、まったくシンプルなVカーディガンをひと味違ったテイストにしているように思います。

つまり、ちょっと力を抜いたカントリーな雰囲気と、着心地を重視したシティの感覚をミックスしたようなニットです。あたたかさを全面的に求めたようなカントリーニットなテイストを減らしつつも、スコットランド的なトラッドテイストを残している、という。

ここのブランドは内容に対してプライスも良心的であることでもよく知られています。
定番のシェットランドのセーターも後日入荷してくる予定です。
Nor’ Easterly – Merino Wool Cardigan
col : Navy / Dk.Brown / Camel
size : 36 / 38 / 40
price : 20,000 (+tax)

こちらは FUJITO のボーダーニット。
一転、ファッションブランドのニットはやはり、ファクトリーブランドのニットと雰囲気が異なります。
すぐに着合わせを想像したくなるような、気の利いた配色がたまりません。

春夏にサマーニットで登場したモデルに、秋冬らしい厚さを持ったヘビーニット地をのせました。
軽くてバルキーな南米羊毛を素材とし、ワッフル編みのニットとなりますので、意外と軽い着心地です。
ニットとしてはややゆったりしたシルエットで、カットソーのようなニュアンスに近い感覚でさらりと着るイメージでつくられています。

FUJITO – Border Knit Sweater
col : Brown
size : S / M / L
price : 19,000 (+tax)

そしておなじみの SAINT JAMES、肩ボタンのマリンニット。
ボーダーが BINIC で 単色無地が CANCALE という長年つづく定番モデルとなります。

フランスにおいて、海の人間が冬に着るニットとして、非常にトラディショナルなアイテムとなります。古くから漁師が着ていましたし、フランス海軍のユニフォームとしても使われています。
油分を残したピュアウールが素材となっていますので、質感としてはふんわりではなく、どっしりです。ふかふかで暖めるというよりは、もっと実用的な機能を求めたワークウェアな性格が強いというのが本質でしょう。風から守る、飛沫から守る、という船上などで実用的な性能を求められているということです。
そういうものをファッションに取り入れる という、ある種の 『スタイルで着る』 というアイテムであると言えるでしょう。ファッション的な細かいバランスよりも、自分のスタイルで着るということが大切であり、またそれが格好いい!と思えるニットウェアなのだと思います。


SAINT JAMES – BINIC II
col : Navy
size : XS / S / M
price : 21,800 (+tax)


SAINT JAMES – CANCALE II
col : Navy
size : XS / S / M
price : 21,800 (+tax)