新登場、Wanna Maria Fiori のシューズとバッグとご紹介します。
展示会で不意打ちのように出会い、一目惚れ。レザーシューズを中心に、レザー製品のコレクションを展開するイタリアのブランドです。
●Wanna Maria Fiori
Wanna、Maria、Fiori、3人のイタリア人デザイナーにより 2011年、高級皮革の産地 『イタリアのノーザンプトン』 として有名なマルケで創業されました。
“女性でも男性でもファッションでもない。これは私たちの考え方であり、生き方です。” というメッセージの通りの自然体な彼女たちが創り上げる、今ある生活、今いる場所からインスピレーションを得たユニセックスでエイジレスなコレクションです。
ジャズシューズのようにボリュームレスでスマートですが、外羽シューズなので雰囲気が出すぎず、スタイルを問わずに合わせられるベストなバランスです。
デザインもそうですが、アッパーレザーはディアスキン、アウトソールがウレタン素材となり、繊細かつ上品、何より軽快な印象で仕上げられています。
ノーザンプトンのイギリス靴のようなトラッド・クラシック系の重々しさと堅苦しさはなく、はじめからカジュアルなファッション向けのシューズとしての立ち位置です。このバランスを求めていたという人は多いのではないかと思ってずっと探していました。
グレインレザーの表情ですが、ディアスキンは柔らかくて軽く、ソールも非常に軽量ですので、実際に軽く履きやすいシューズです。
悪目立ちせず品の好いたたずまいで、コーディネイト全体に上品なアクセントを加えてくれるのではないでしょうか。
Wanna Maria Fiori – Leather Shoes
col : Black
size : 40 / 41 / 42
price : 47,000 (+tax)
レザーのトートバッグ。
こちらも常に探しているアイテムですが、限りなくイメージに近く、クオリティも申し分ありません。
日本のレザーもいいですが、本気のイタリアンレザーはやはり強いです。
何がどうということでなく、見て触って 『いいね』 という類の好さであり、感覚的に納得させてくれる説得力があるように思います。
仕切りになっている部分がファスナー口のポケットになっています。
また、この内部の仕切りに対して、バッグの口の周を少し長めにとることで、生地がゆったり波打つような感じになります。
マグネットのスナップで口が閉じ、内部に仕切りがあり、満足できるポケットが付いています。
その方がいいと考えてでしょう、外側にポケットを付けなかったのも好印象です。
海外ブランドのバッグに関しては、雰囲気とか薫りの方が重要だと考えていて、必ずしも使い勝手の好さは求めていないのですが、このブランドは機能面でも高得点です。
やや大ぶりサイズですが、トートバッグに関しては少し大きめくらいがちょうどよいと僕は思います。こちらも重々しさがなく、ボリューム感があっても不思議と軽快な印象です。
Wanna Maria Fiori – Leather Tote Bag
col : Black
price : 58,000 (+tax)
レザーのリュックも気になる存在でしたが、ラインナップされていました。
センターを縦断するファスナーが特徴のちょっとおもしろいデザインです。
おもしろいことに、背側にも同じポケットが付いています。
厚さ(奥行き)をそれほどとっていないため、きれいなかたちのまま背負えるバランスです。
スポーツやアウトドアではない、ファッションのための本気のバックパックというのもなかなか稀有な存在です。
ストリート、モード、ユニセックス、印象としていろいろなキーワードが頭に浮かび、どうとでも捉えられる独特な雰囲気を持っているように感じます。
Wanna Maria Fiori – Leather Back Pack
col : Black
price : 58,000 (+tax)
最後、イージータイプのショルダーバッグ。
シンプルな構造で、小荷物外出のお供として。
斜め掛けだけでなく、ベルトの両端を1箇所に取り付けて、長さをいっぱいまで短くして、ポーチのように使うのもいいかもしれません。
内部、外部ともにポケットは無く、シンプルな構造です。
そしてこのバッグにのみ、薄地コットンのエコバッグのようなトートバッグが付属します。
Wanna Maria Fiori – Leather Shoulder Bag
col : Black
price : 17,000 (+tax)
Wanna Maria Fiori というブランド、いかがでしょう?
おもしろいし、ニュアンスがあり、だけでなく実際使えそう、というのが僕の印象です。
展示会で常に探していたものが、かなりこのブランド一つの中で見つかって驚いたのですが、それがイタリアのブランドということは、さらに大きな驚きでした。
女性の手によるプロダクトであるからであろう、中性的なニュアンス、また、レザークラフトを重厚感で売りにいかずに、むしろ軽快な印象で仕上げ、肩の力を抜いた独特の世界観で展開していること、このあたりがこのブランドの魅力ではないかと思います。
“肩の力は抜くけど、きちんとスタイリッシュに” というのは、どうしてもヨーロッパのブランドの方が上手だし、しかも女性の方が意識が高いかもしれません。