James Mortimer – Irish Linen Shirts.

James Mortimer のアイリッシュリネンのシャツが入荷しました。
今シーズンはレギュラーカラーで、白と黒、バンドカラーでネイビーストライプ!

 

Fuzz の春夏シーズンの定番アイテムとして長年展開しています、James Mortimer のリネンシャツ。襟型はある種ローテーションのようなかたちで順番に発注していて、今季はこういったメンバーとなりました。
意外と白と黒のレギュラーカラーは初めての登場となります。

 

ロンドンの仕立てシャツの縫製とシャツブランドやカジュアルブランドのOEM(請負生産) がメインビジネスという アイルランドのシャツ専門ファクトリーJames Mortimer が、地元アイルランドの特産物、アイリッシュリネンを使用してつくったシャツです。
たいへんシンプルな背景とプロダクトですが、その分説得力があるというアイテムです。

 

仕立て好し、素材好し、という以外には実は語るべきことはほとんどありません。気分よく好いシャツを着たい人々に向けた、カジュアルで着られる本格シャツとなっております。

 

ということで、このレギュラーカラー。セミワイドと言えるくらいの開き型で、ボタンダウンのカラーよりリラックスというか、柔らかな雰囲気です。

もうずいぶん前になりますが、レギュラーフィットとコンフォートフィットという風に分かれていましたが、今はコンフォートフィットに統一されています。サイズ感はある程度統一されてはいますが、襟型によって微妙にサイジング・シルエットに違いがありますので、既に何かしら所有しているみなさんは少しばかり注意が必要です。おおまかに言うと、レギュラーカラーとボタンダウンはかなり近いですが、バンドカラーだけ全体的に少し小さめのつくりになっています。

 

James Mortimer – Regular Collar Shirt *Irish Linen
col : White / Black
size : 36 / 38 / 40
price : 28,600 (税込)

 

こちらも初めてのセレクトになるネイビーストライプ、今回はバンドカラーで。
ちょっと青味の強いネイビーで、ストライプも白ではなく、ベージュ系統で、どことなくクラシックなヨーロピアンを感じる色柄となっております。

 

もちろん、ストライプも素材はアイリッシュリネン。
ユーロワークがルーツであるような雰囲気です。

 

171 cm で 38 を着用。ちょうどいいです。

レギュラーカラーもそうですが、未洗いの状態となっていますので、水洗いによって少し縮みが生じます。全体的に生地が少し詰まるイメージで、各部、わずかに小さくなるという感じです。

 

James Mortimer – Band Collar Shirt *Irish Linen
col : Navy Stripe
size : 36 / 38 / 40
price : 28,600 (税込)

 

ブラックの私物を持ってきました。5年か、6年か、それくらい着たと思います。(まだ着ます)
リネンはコットンに比べて色の定着が弱いので、洗いを繰り返すとどうしても色がフェードしてきます。また、洗濯によって細かな毛羽が立ち、生地としてはかなり柔らかくなり、はじめ硬さを感じる肌触りも、時を経るほどに滑らかになっていきます。

色褪せも毛羽立ちも、リネンという素材の風合いが増すものであり、これはプラスに捉えられる変化であると思っています。もちろん、みずぼらしくなってしまうほど生地が痩せてしまったら話は別ですが、着込んで、洗い込んで経年変化したリネンの生地は、なんとも言えない味わいがあるものです。

 

これまでリネンの服に触れてこなかった方々は、洗濯などはどうするの?といった不安があると思いますが、リネンシャツは気にせずに一般洗濯で大丈夫です。そして、カジュアルで普通に着る場合には、洗濯じわを残したまま着てしまっていいと思います。

少しこだわって着たいなという場合には、水洗い後、着る前にアイロンを当てると、素材由来の光沢が出て、また違った雰囲気で格好よく着られます。しかも生地に蒸気が入ることで、着心地の好さがはっきり増します。服好きの人には、あえて手間をかけたいという気分の時も、きっとあることでしょう。

僕も個人的に Mortimer のシャツは好きで、アイリッシュリネンも4着だったと思いますが、愛用しています。毎度言いますが、日本の夏は長く、また秋に入ってもなかなか湿度が下がらないため、活躍の期間は長いですよということも付け加えておきましょう。

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
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4月3日(月) 定休日
4月10日(月) 定休日

Recommend “SGP”.

Shirt – FUJITO / Khaki size 2
Pants – comm. arch. / Mist size 3
Shoes – GATINE / MEGAVE Cafe size 41

 

FUJITO のコットンニットのニューバスクシャツ、着てみれば調子は上々ですが、実力ほど評価されていない気がします。
特に普段あまりスウェットを着ない人にとっては、春はコットンニットの季節。
コットンのニットでバスクシャツのスタイルという時点で、すでに気の利いたアイテムであるように思います。

コットンニットといえど、素材がコットン、ポリエステル、リネンという珍しい組成です。
これがポリエステルによって生地の強さと安定性が増し、リネンによってやはり強さが増し、通気性が増し、風合いが増し。加えてゲージと厚みも絶妙ではありませんか。

これをメンズには嬉しいコンパクトめのボートネックに、ちょっと緩いくらいの今の気分に沿うシルエットで。
ルックスとしてはたいへんシンプルなものではありますが、メンズファッションの核心であろう、シンプルゆえのキレの好さ、深さ、味わい、などがあるように思います。

サッと見ただけでは、これよさそうね、で終わってしまいがちなこういう “SGP” (シンプルグッドプロダクト) は、根気よくそのグッドネスをお伝えしていかなくてはいけないと思いました。

宜しくお願い申し上げます。

 

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せっかくの桜咲く週末、あいにくの天気。
今日はお店の方も静かな時間がほとんどでした。

つい先日、少し前の直木賞作品、『銀河鉄道の父』 を読み終えたのですが、これがたいへん面白く、不覚にも電車の中でつーっと涙を流してしまいました。
読書でこんなにはっきり泣いたのはもしかしたら初めてかもしれません。

今のようないい季節は、野外でのんびりと読書など、ほとんどしたことはないのですが、いつも憧れます。その時に着ている服は、洗いざらしのシンプルなシャツか、バスクシャツかどちらかというイメージ。

まあしかし、一番憧れるのは、花粉と雨のない春でしょうか。

 

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3月27日(月) 定休日
4月3日(月) 定休日

HAND ROOM – Polyester Cotton Feel T-Shirt.

HAND ROOM のコットンライク・ポリエステル天竺Tシャツが入荷しました。
他のブランドとはまた違ったアプローチの名品です。

 

HAND ROOM のフラッグシップアイテムはデニムになりますが、第二の定番としてボタンダウンシャツがあり、第三の定番がこのアイテムと言えるのかもしれません。
(ボタンダウンシャツも良品なのですが、Fuzz では SOUTIENCOL が君臨していますので、とりあえずシャツアイテムは見送っています)

数年前につくられてから、かなりの好評を得ているということで、ブランドさんの自信を持った推しがあり、実際にモノの好さもしっかり感じられましたのでセレクトに至りました。

 

Outline
コットンライク・ポリエステル天竺Tシャツ。
機能的なポリエステルの糸を用いて、コットンのようなタッチとルックスを目指した生地が特徴です。
ポリエステル素材ならではの速乾性、シワになりくい性質、色褪せや匂いがしにくい性質、UVカット機能、といった優れた特性を持たせ、爽やかに着ていただけるTシャツとなっています。
シルエットは大きくオーバーサイズというところまではいかない、少々ルーズな設定です。
特徴的な丸底の胸ポケットが目を惹きますが、ネックのリブの切り替えにより、襟まわりのフィット感を高め、またサイドのシームを斜行させ、表側にバインダーを貼ることで、シルエットを安定させるという目立たないながらも気の利いたディテールが見られます。

繊細なコットンのTシャツとはまた違った魅力を備え、機能的で上品なカットソーとして街で映え、また公園などの少々アクティブなシーンでも重宝しそうです。

 

完全にコットンに見えるのか、同じ質感なのかというと、さすがにそうはいきませんが、いい線は行っていると思います。
よく見るとほんのりと光沢がありますが、コットンでも細糸度詰めであれば光沢感がありますし、それほど遠くはないでしょう。
タッチとしてはサラサラとした感じ、強撚糸のシャリ感の方に近いです。

何よりも、コットンにはない機能が満載していることがこのTシャツの一番の特性です。
すぐに乾く、色褪せしにくい、匂いにくい、シワになりにくい、UVカット、という実用の部分で魅力的な機能を備え、かつシルエットもいい感じで見え方も自然であり、ディテールなどもしっかり気が利いています。

 

サイドに少し斜行してシームが走るのですが、その上に表からバインダーを付けています。サイドにバインダーを付けること自体が珍しいですが、しかも見えるようにというのは面白いです。
シルエットを美しく、安定させる効果があるということです。

 

ホワイト。

グレー。

ネイビー。

ブラック。

 

上の写真はMサイズを、下のサイズはLサイズを着ています。
ポリエステルなので洗濯縮みが出ませんので、自分としてはMで充分かなと思いました。
ゆったり派の人は同じような体格でもLを選ぶかもしれません。

 

このTシャツを見て、『爽やかに着ていられる』 という要素は、Tシャツとしてすごく重要なことではないだろうか、とすぐに思わされました。
暑くなると気になるのは生地が身体に張り付く感じと、汗を吸ったシャツの匂いですから、このTシャツがあれば!というシーンがいくつも思い浮かびます。

PIN ときたみなさん、是非お試しになってみてください!

 

HAND ROOM – Polyester Cotton Feel T-Shirt
col : White / Grey / Navy / Black
size : M / L / XL
price : 11,000 (税込)

 

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3月27日(月) 定休日
4月3日(月) 定休日

New Arrivals.

comm.arch. の新作パンツが入荷しました。
織りから染色まで、すべての工程を一人でこなすアーティスト気質の機職人の手による特別なファブリック・シリーズ!

 

Outline
織りから染色まで、すべての工程を一人でこなすアーティスト気質の機職人の手による特別なファブリック、のシリーズです。
経糸に太番手のコットン糸、緯糸にリネン・ラミーの混紡糸を使用し、高密度でしっかりしていながら軽い生地感のウェザークロスとなります。
染色と精錬を複数回繰り返すことで、独特なシワ感が生まれ、天然素材ならではの趣のある生地感を表現でしています。
シルエットは中太のリラックスフィットとなり、ヒップ、ワタリ部分に充分なゆとりをとり、裾に向かってテーパードを利かせています。ストレスの無い穿き感とリラックス感がありながら、ルックスとしてはすっきりと見える comm. arch. オリジナルのシルエットとなっています。
ウエストはバックギャザー、ドローコードのイージーパンツ仕様。ベルトループも備わっていますのでベルトも使用できます。

 

やはり一筋縄ではないファブリックを使ってきます。
近くで見ると本当に細かい節のようなものも認識できて、小さな生地の波打ちと相まって、深い表情があります。

薄地で涼やかではあるものの、華奢な生地ではないので穿いていて安心感があります。
comm.arch. オリジナルの、ゆったりすっきり魔法のシルエットでこのファブリックを楽しんでいただけます。

 

comm.arch. のパンツはおおよそは同じようなパターンになるのですが、モデルによってほんのわずかの違いを加えているということです。このモデルは少しだけテーパードが強いタイプのシルエットになっていて、股まわりのゆったり感と全体のすっきり感とが感じられます。

 

comm. arch. – C/R/L Weather Cloth Work Pants
col : Mist
size : 2 / 3 / 4
price : 24,200 (税込)

 

Ordinary fits からは、久しぶりに Twist Pants が届いています。
定番モデルとして毎期生地を替えて出ていますが、Fuzz ではけっこう久しぶりになり、その間にいくつかのマイナーチェンジが入り、より穿きやすくなっております。

 

Outline
ブランド定番モデルのツイストパンツ。全体を捻ったように見せる大きなタックが特徴です。
ウエストはゴム入り、コード無しでベルトループ有りのイージーパンツの仕様。しっかりしたゴムが入っていますので、ほとんどの場合はベルトなしで穿くことが可能です。
サルエルパンツのようで、サルエルパンツまではいかない深い股上に、強いテーパードシルエットとなり、穿く際のウエストの高さ、見る角度、また動きの中で、いろいろな見え方をする面白いパンツです。
ファブリックはテンセル、リネン、コットンを素材とするてろんとした質感の薄地生地。清涼感があり、独特のフォルムとよくマッチした生地感です。

 

フロントのラップが特徴的なデザインで、股をもたつかせて、きついテーパード。
股上はかなり深く、お尻も落ちますが、サルエルパンツまで極端ではなく、いいところで切り上げているように思います。

 

てろっ、とろっ、としたテンセル混りの生地は、薄くて清涼感があります。なにより、ドレープ感をきれいに見せてくれます。

 

デザインが強いかなと思うかもしれませんが、もちろん一定のクセはあるものの、やんちゃな感じではなく、エレガントの路線であるように思います。

写真では2のサイズを穿いていますが、1でも問題なく穿けて、どちらでもいいな、、と思いました。

Ordinary fits – Twist Pants
col : Ink
size : 1 / 2
price : 18,700 (税込)

FUJITO からは Henley Neck Shirt、こちらも久々の登場です。

 

Outline
ヨーロッパのミリタリーウェアであるメディカルシャツをモチーフにしたVヘンリーのプルオーバーシャツです。
ゆったりしたシルエットに6分丈程度の袖、サイドに小さなスリットが入ります。身頃には小さく前後差をつけて、一般的なシャツとは大きく違うパターンニングでつくられ、シンプルながらも丁寧につくり込まれていることが感じられます。
ファブリックは、リネン、コットン、ナイロンという組成の高密ウェザークロスを採用。リネンならではの風合いある表情がありつつ、適度なハリコシがあり、清涼感がありながらもしっかりした生地となっています。
ミリタリールーツのアイテムではありますが、シルエットや素材感などにより、リラックスしたリゾートテイストなども感じられ、FUJITO らしいカテゴライズしにくいアイテムとして成立しています。

 

こちらも珍しい生地が使われていて、どうしても惹かれてしまいました。ちょうど以前に好評だったこのモデルに使われていましたから、迷わずのセレクトです。
リネン勝ちの綿麻に、少しだけナイロンが入るのが珍しいです。なんとなくキュッと締めてくれているようで、ほんのわずかにですが、リネンとは別のしっとりした光沢も感じられます。

 

先日ご紹介したカットソーのパターンニングはこのシャツがルーツとなっています。前身頃が一枚接ぎで、背面にT型にシームが走るという珍しいものです。
ついでにシャツなのに胸に裏ポケットがあるのも珍しいです。スモックの感じもありです。

 

上のグレージュは1を、下のカーキは2を、着てみました。これも僕の体格ではどちらでも問題ないように思え、バランスの好みになりそうです。

なんとなくバランスが好く、自然な着流し感が絶妙な気がします。

 

FUJITO – Henley Neck Shirt
col : Greige / Khaki
size : 1 / 2 / 3
price : 22,000 (税込)

 

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WBC の興奮冷めやまぬだと思いますが、服屋は新作入荷続々でそれどころではなかったりします。せっかくインスタグラムの投稿も入荷のペースに付いていっていたのですが、いよいよ付いていけず、少しおいて行かれました。頑張って追いつこうと思います。

今は年度末という時期でもあり、同じように仕事に追われている方々も多いようで、励まし合ったりしつつ、また花粉症を嘆きあったりしつつ、忙しなくも楽しく日々が過ぎていっている感があります。

年度末も花粉症もあと少し、体調に気をつけてお互い頑張りましょう!

 

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