Martin Faizey – M.F. SADDLERY 1 inch.

M.F. SADDLERY のベルトが入荷しました。
Fuzz の定番アイテムとして長年展開していますが、今シーズンは1インチサイズをセレクトしました。

 

残念ながら M.F. SADDLERY も価格上昇を余儀なくされ、なんとなく新しい感覚にしたいというのもあり、実際に何度かお問い合わせをいただいたこともあったので、このタイミングで1インチ幅を揃えてみました。
いざ手にしてみると、この太さも調子がいいと感じましたので、今後は春夏のタイミングで1インチを、秋冬のタイミングで1.25インチを追加するようにしたいと思います。

 

馬具がルーツのサドルレザーは、まず頑丈であることが求められます。ですからこのベルトの最大の魅力は堅牢であること。そして堅牢であれば長年タフに使っていけて、長年の付き合いになれば愛着が湧くというもの。
ベルトについては装飾性もあるとは思いますが、やはりメンズにおいてはシンプルなデザインが主流だと思います。そうなると単純なクオリティに加え、ブリティッシュメイドのクラシックなクラフトマンシップといった付加的な心の満足といった要素も重要ではないかと思います。
ベーシックアイテムはデザインで求めることが少ないので、思い入れの部分を満たしていこう、ということです。

 

厚さで 4 mm くらいありますので、頑丈で存在感がしっかり。

 

左側が以前から扱っている 1.25 インチ、右側が今回入荷した 1 インチです。
1.25 の方がどっしりしていて、1 の方がすっきりしていますが、どちらも標準の範囲内の太さで、どちらも使いやすい太さだと思います。

 

僕もサドルレザーのベルトを同じブラックとダークブラウンで2本使っていますが、もう10年以上使っていてやはり壊れません。
以前取り扱っていた Jabez Cliff のものですが、壊れないのでこの Martin Faizey を手に入れる機会が訪れません。笑。
しかも10年前と比べて、わたくし体重がかなり増えていまして、ウエストも太くなってはいるのですが、日々きちんと使っているために一緒に成長してくれて、サイズアウトにもなりません。大笑。

思えば Jabez Cliff が倒産したタイミングで、この Martin Faizey のベルトが Fuzz の定番の位置におさまってくれたのでした。
Jabez Cliff は倒産してほどなく、商標を買い取った方が別の工場で生産してブランド展開を再開していますが、老舗馬具メーカーの Jabez Cliff がつくるベルトということでなくなってしまったので、その後の扱いはせず、ベルトの専門家である Martin Faizey のこのベルトに頼ったというのが経緯です。

男のベーシックギアは、ごく普通に見えて実は、、みたいなことにロマンがあると思います。
イギリスの頑丈なベルト、相変わらずおすすめです。

 

Martin Faizey – M.F. SADDLERY *1 inch
col : Black / Dk.Brown
size : 30 / 32 / 34 / 36
price : 14,300 (税込)

 

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GICIPI – “Riccio” Pique Loose Fit Long Slv.Tee

GICIPI より、新作入荷です。
お得意のニットのようなやわかい鹿の子生地による、ニットライクのロンTです。

 

Outline
GICIPI の定番生地である鹿の子編みの生地によるルーズフィットのニットスタイル・ロングTシャツ。
ニットのような柔らかな鹿の子編みは GICIPI ならではのもので、一般的なポロシャツなどに使われる鹿の子生地とは別ものとなります。肌感はサラリ、軽くてやさしい着心地が特徴です。
ネックはややコンパクトめに、シルエットは身まわりのみをルーズにして、肩を落とさず、袖をだぶつかせず、着丈は長めですが、裾がリブの仕様となり、全体にニットのテイストが出るようなバランスとなっています。
リラックス感がありながら上品さを保った長袖Tシャツです。

ニットTシャツのような見え方にするために、ネックは狭めにして、裾はリブ仕様、ルーズでありながら肩を落とさず、袖のたるみもつくらず、Tシャツのくくりでも、そしてフィットが緩くても、一定のエレガントさを備えています。

普通のポロシャツは目が詰まってある程度生地に腰がありますが、GICIPI は薄手のニットのようです。同じ編地なので区分は一緒ですが、編み機の違いでカットソーの生地のくくりに入ります。ニットの編み機で編むと、やはりプライスがこうはいかないので、カットソーゆえの気安さが失われてしまいます。やはりロンTの便利さは、イコール気安さという面もあると思いますので、ニットのようでカットソーである、というのが価値になっているのではないでしょうか。

 

ブラウンは3のサイズを着ていますが、特に問題ないです。しっかりルーズでありつつ、すっきり感もあるかなという感じです。

 

ブラックは4を着ています。はっきりとルーズな印象になりますが、ズルズルした感じにはならないので、こちらでも問題なさそうです。どちらを選ぶかは好みになりそうですが、170cm代の中盤になってくると、3では袖の長さが足りないかもしれません。

しかし今回の Nero と Buio というカラー、要はブラックとネイビーですが、ネイビーがかなり黒寄りでよくよく見ないと判別できないほど近い色です。
また、この生地は縫製前に生地の段階で水洗いをかけていますので、洗濯縮みは考慮しなくて大丈夫です。

長袖のTシャツを探されているみなさん、意外と春は選択肢が少ないこともあり、このあたりは貴重なおすすめでございます!

 

GICIPI – “Riccio” Pique Loose Fit Long Slv.Tee
col : Nat/Gri Mela / Fondente / Buio / Nero
size : 3 / 4 / 5
price : 10,780 (税込)

 

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D.C. White – Summer Blazer.

D.C. White より、新作のテーラードジャケットが入荷しました。
金ボタンのネイビーブレザー、春夏仕様。

 

Outline
コットン・リネンの生地によるブレザージャケットです。
ワッシャー生地(生地段階で洗いをかけたもの)を使い、シンプルな仕様でありつつ、テーラードジャケットの工房によるテーラードジャケットの縫製で仕上げています。ほどよく力の抜けたリラックス感と端正なテーラードジャケットの要素を合わせ持つ、リアルに実用的なブレザーとなっています。
段返り3ボタン、裏地無し、袖は切羽無し、センターベント、あえてイージーな仕様に抑えていますが、ショルダーのラインやラペルの返りの美しさなど、テーラードジャケットの縫製ゆえの美しさを備えます。
シルエットは DC White のジャケットの中ではややゆったりしており、ウエストの絞りも小さめです。ストレスの無い着用感を目指したスタンダードフィットとなっています。
生地は綿麻のライトウエイトですが、シャツ地ほどの薄さではなく、夏を挟んだ春秋にわたって着用できることをイメージしています。やわらかな芯地を使っていますので、水洗いも問題ありません。

きちんと感はしっかりあって、少し力が抜けているのがいいと思いました。Fuzz の性質上、アイビーど真ん中のような堅いブレザーは少し難しいと思いまして、時代的な感覚から言っても、きっちりとユルさのバランスが絶妙ではないかと思います。

 

ウエストのシェイプが弱く、着丈もほんのわずかに長めになっていることで、格好いいんだけど格好よすぎないというバランスとなり、このカジュアルさがありがたいです。例えば古着の軍パンとの合わせもOKなくらいの包容力となり、スマートな着こなし以外の可能性も充分に持っているように思います。

 

あまりきっちり恰好よすぎると、かえって着るシーンを選んでしまうというのが今なような気がします。清潔感やスマートさに加えて、いわゆる巷で言われる抜け感、エフォートレスの感覚が大切になっていますので、シルエットや生地感で生まれるこのバランスがとても心地好く感じます。
おさまりが好く、堅い印象になりすぎないこの感じ、是非味わってみてください。

 

D.C. White – Summer Blazer
col : Navy
size : 44 / 46 / 48 / 50
price : 41,800 (税込)

 

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Another 20th Century – Walter’s Corn-Venti Shirt.

Another 20th Century の新作シャツが入荷しました。
ブランド定番型、Walter’s Corn-Venti の、リネンシャツです。

 

Outline
ワークシャツベースのブランド定番シャツ。しっかりしたリネン生地が使用されています。
腋下に付いた三角のベンチレーションがデザインな特徴になり、適度にゆったりしたシルエットと、ワークシャツテイストのディテールワークで気さくに着られるシャツとなっています。
ストレスのない小さな襟、ダブルステッチ、トリプルステッチなどの頑丈な縫製、ほどよくルーズなリラックスシルエット、といったカジュアルな特性を備えます。
生地はリネン100%の肉感のあるものが使われ、春夏向きの涼しいリネンシャツというよりは、季節を問わない頑丈なリネンシャツといった解釈が相応しい印象です。

Hi Story
“50年代初頭、イリノイ州の片田舎でとうもろこし農家を営むウォルター家。農薬を使わない製法にこだわることで家計をどんどんひっぱくしていました。それは一人娘のLisaが幼い頃から縫物の仕事にでなければいけないほどでした。
そんな彼女が18歳になる頃、家計を助けるため離れの小屋でシャツ作りを始めます。
父の意志を受け継ぐかのような丁寧で真摯な仕事ぶりは、沢山の支持を集めていきます。昔ながらの製法を守りつつ、73年には小さな工場をシカゴに設立します。
しかし、90年代に入ると安い量産品が市場を大きく変え、一気に廃業に追い込まれます。くしくも、農産業が遺伝子組み換えの時代へと突入していくタイミングでもありました。
Walter’s社シャツのトレードマークでもある三角のベンチレーションは、Lisaが「safe corn」の意志を継ぐ意味でデザインされたと言われています。”
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

 

チビ襟でリラックス感があり、ワークシャツのディテールがあり、独自のデザインがあり、ほどよく緩めのフィットでやはりリラックス感があり。
リネンの生地は薄地ではなく、肉厚とまでは言えませんが、かなりしっかりしたものです。ブランドさんの特性的にも、リネンは涼しい、だけではない考え方で、リネンの質感や丈夫さなどは夏以外にも活躍する機会のあるものと考えているように思います。しっかりとウエイトのあるリネン生地は、コットンと同様、広い時期にわたって着ていきましょうというスタンスでいいと思います。

 

さりげないデザインが入ることで、シンプルに着るだけで気を遣っているというか、カジュアルながらも見栄えがするのがありがたいです。
あとはやはりリネンのナチュラルな素材感は、それだけでデザインという気がします。

Another 20th Century – Walter’s Corn-Venti Shirt
col : Khaki / Navy
size : 2 / 3
price : 24,200 (税込)

 

今週は一気に春めくようですね。
暖かくなるのは嬉しいですが、一気に20度超え!とか極端なことは勘弁してほしいものです。

花粉症erのみなさん、頑張りましょう。
僕もいつのまにやら当事者となり、今年も既に目の周りが痒くなり、この野郎この野郎と掻いていたら、傷ができてけっこう腫れてきました。

花粉症erの同志たちにこの言葉を捧げます。
『痒いからといって、存分に掻いてはいけない』

穏やかな春になりますように。

 

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