ARAN – Hunting Coat.

ARAN、Hunting Coat が入荷しました。
今年はブラウンを加えて、2色の展開でご用意しました!

 

Outline
イギリスのトラディショナルなハンティングジャケットをモチーフにしたコートです。
コーデュロイの襟、マチ付きで丸みのあるフラップポケットが象徴的なデザインとなり、丈感はおおよそハーフコート丈となります。
メインのファブリックで使われるコットン・ナイロンのロクヨン・グログラン生地、綿60、ナイロン40の、通称 “ロクヨンクロス”です。グログランとは、堅く高密で織られ、非常に細かいヨコ畝が見られる平織生地で、コットンとナイロンの混紡によるマットな光沢と撥水性が特徴となります。仕上げに塩縮加工をかけ、毛羽立ちや波打ちを出して、はじめから生地を馴染ませています。
シルエットはやや細身のバランスとなっており、アームホールなどもすっきりしています。
トラディショナルなテイストがゆえに、年代やスタイル層を問わずにおすすめです。安心してタウンユースできるスマートなハンティングコートです。

象徴的なデザインによって、その筋を志向するジャケットであるとすぐに分かります。やはりイギリスのトラディショナルなアイテムならではの、なんとも言えない空気感が漂い、心を惹かれてしまうのではないでしょうか。
問題は ARAN 流のアレンジはどういうスタンスで為されているかというところですが、しっかりしたディテールによって本格感を残しつつ、使いやすい丈感やシルエットにして、ファブリックをロクヨンにして、総合的に実用性を高めるというところを着地点としています。

納品は遅れがちですが、ものづくりに対してはたいへんに真面目なブランドさんなので、ディテールに手抜かりなく、シルエットもすっきりジャストでサイジングも含めて普遍的なバランスで仕上げています。
トラッドやクラシックの系統のアイテムらしく、飽きずに長く着られるという範囲を超えてファッショナブルにすることはせず、地に足の着いた格好よさで仕上げてくれていると思います。

 

シルエットはすっきり型で、アームホールとアームもすっきりしていることが特徴です。どちらかというとスマートな着こなしを志向しているように感じます。
今季、シルエットの微調整が入っているのですが、着た感じや見た目の変化までには至らないような、わずかな変更になっています。ほんのわずかにアームホールを広げ、ほんのほわずかに着丈を長くしています。

 

ARAN – Hunting Coat
col : Black / Brown
size : 1 / 2 / 3
price : 47,300 (税込)

 

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昨日の夜は興奮しました。
サムライ達がずいぶん頑張ったので、幕府から祭日になるというお達しが出るかと期待しましたが、残念でした。
さすが王(キング/カズ)の御前試合だったので、気合が入ったのでしょう。なんたってキングですから。
この後も楽しみですね~!

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
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11月21日(月) 定休日
11月28日(月) 定休日

SAINT JAMES – CANCALE.

SAINT JAMES の定番マリンニット、肩ボタンの CANCALE が今年も入荷しました。
ニットウェアは各土地でいろいろありますが、フランス代表のクラシックニットです。

 

Outline
SAINT JAMES のルーツとも言える、通称 “マリンセーター” と呼ばれる肩ボタンのニットセーター。年代やスタイル層を問わない普遍的なアイテムです。
実際に海上で着られてきた歴史を持つマリンセーターのスペックをそのままに、厚手でしっかりしたピュアウールのニット地が使われています。
厚地の生地ながら、高い伸縮性がございますので、ある程度身体にフィットさせて、ストレスなく着ていただけます。

 

Fuzz オフィシャルの説明文も再掲しましょう。

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フランスにおいて、海の人間が冬に着るニットとして、非常にトラディショナルなアイテムとなります。古くから漁師が着ていましたし、フランス海軍のユニフォームとしても使われています。

油分を残したピュアウールが素材となっていますので、質感としてはふんわりではなく、どっしりです。ふかふかで暖めるというよりは、もっと実用的な機能を求めたワークウェアな性格が強いというのが本質でしょう。風から守る、飛沫から守る、という船上などで実用的な性能を求められているということです。

そういうものをファッションに取り入れる という、ある種の 『スタイルで着る』 というアイテムであると言えるでしょう。ファッション的な細かいバランスよりも、自分のスタイルで着るということが大切であり、またそれが格好いい!と思えるニットウェアなのだと思います。

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アイテムの立ち位置も、こちらの捉え方も、ずっと変わりありません。
これぞまさに、クラシックアイテム。

 

2年前くらいこのブログに載せた写真です。
わたくし個人的にも長いことずっと着ていますが、普通に着て、当たり前のようにしていれば、それはもう “スタイル” なような気がしています。ただ何も考えずに着ているだけであろうと、他人が見ると、何かを狙っているように見えてしまう、みたいな。

基本はネイビーのクルーネックニットなので、どう着たって悪い感じにはなりません。安心してコーディネイトできると思います。しかしあえて1つ示すなら、グレーや同色ネイビーのスラックスとシンプルにやっちゃってくださいと、昔から小さな声で言っています。足元はスニーカーでも革靴でもどちらでもいい感じで、 paraboot、spring court でフランス固めで、あえてやり過ぎるのも粋(いき)でしょう。僕はいつもの SANDERS チェルシーブーツばかりですが。

 

厚地どっしりのニットですが、横方向にやわらかく伸びますので、サイズの適応範囲は広いです。僕は今よりずいぶん痩せている時に手に入れているので、Sサイズを着ているのですが、今でも問題なく着れています。(でもまあ今買うならMサイズを選びます)

年代問わずにずっと着ていけるものなので、気が向いたタイミングで向き合ってみてください。

SAINT JAMES – CANCALE
col : Navy
size : S / M / L
price : 26,400 (税込)

 

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New Arrivals.

MIDA の中わた系ジャケット、新たに入荷しております。
ミリタリーベースでコーディネイト的にも使いやすいかと思います!

 

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ミリタリージャケットをベースにしたオリジナルの中わたジャケットです。
デザインはスウェーデン軍のコールドウェザーパーカをベースにしており、ショート丈にしてシルエットバランスを調整。ラグランスリーブで丸みのあるシルエットは、今の気分に沿うややルーズなフィットとわた入りによるボリューム感をナチュラルに見せる好バランスです。
シェルは極細糸のマイクロファイバー糸による高密織りで撥水、遮風性能に優れます。ニドム加工という後加工により色合いをフェードさせ、元々ハリコシの強い生地を柔らかくして着やすくしています。
中わたは寝具にも使用される保温素材 『シンサレート』 を使用。ファスナーやスナップボタンはアンティークゴールドを使用しています。
左胸のベルクロは階級章などを付けるためのミリタリーならではのディテールで、付属のブランドロゴワッペンを付けることも可能です。

スポーツ系のダウンやアウトドア系のボリュームジャケットとはまた違ったアプローチであり、スペックよりはファッション的な配慮に重きが置かれていると思います。
武骨で男っぽいミリタリーではありますが、やや丸みがあり、今の気分に沿う少しルーズなフィット感でバランスがとられていますので、羽織った時に、コーディネイト的なしっくり感を感じていたっだけると思います。

 

ややオーバーサイジングで、今っぽくストレスなく着れるバランスです。そして、ミリタリーをベースにしていることで、イマドキなのか、軍モノ的な無粋なサイジングなのか、なんとなくぼんやりしていますので、流行どうこうとは都合よく距離をとり、長く着ていただけるのではないかと思います。

 

MIDA – Sweden Army Cold Weather Jacket
col : Charcoal
size : S / M / L
price : 42,900 (税込)

 

もういっちょう、アウターです。
昨年好評を博した、HARROW TOWN STORES のバルマカーンコートが入荷しています。

 

Outline
ヨーロピアン・クラシックのバルマカーンコートを自然にアレンジしたウールコートです。
膝丈のセミロングのレングスに、身ごろはルーズシルエット。生地が適度にドレープし、さりげないゆったり感で絶妙のバランスとなっています。
生地は厚地のヘヴィーウールツイルが使われ、裏地無しの一枚仕立てとなります。

 

生地はしっかり厚地で、メルトンとツイードのあいのこのような質感です。

 

すごくクラシックなたたずまいではありますが、シルエットに微妙なニュアンスを潜ませて、カジュアルシーンでバランスよく羽織っていけるコートに仕上げられています。
シンプルなればこそ、またクラシックなればこそ生み出されるニュアンスがしっかり濃いアイテムと言えるでしょう。

クセがありそうでないというのか、いや、なさそうであるというのか、、あるいは真面目そうで真面目でないというか、またその逆というか、、
細身のパンツで真面目に合わせると、このコートの持つ独特のオールド感のようなニュアンスが際立っていい感じですし、ワイドなパンツと思いきったカジュアルテイストでコーディネイトすると、ユニセックス調のふんわりと丸みのあるシルエットが際立ちつつ、クラシックなデザインがスパイスになってくれていい感じです。
是非いろいろな層に、いろいろと試していただきたいコートです。

 

HARROW TOWN STORES – Balmacaan Coat
col : Black
size : 44
price : 46,200 (税込)

 

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東京都新宿区新宿1-7-3
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BRENA – Wool Trouser for Fuzz.

BRENA の新作パンツが入荷しました。
こちら、Fuzz の別注プロダクトとして、型、生地を選ばせていただいております。
しっかりウールの冬向けスラックスです。

 

まず、いい生地がありますけど、Fuzz さんで何かつくりません? という話からはじまり、僕が毎シーズン、常に探しているストレートシルエットのスラックスをつくっていただくことにしました。
よく言えば 『クラシックなストレート』、少し分かりやすく言えば 『ダサいのスレスレストレート』、このかたちを BRENA のアーカイブから探していただき、今回のこの型を見つけていただきました。インラインでは採用されていない型ですので、世には出ていないかたち、シルエットのパンツです。

ダサいの(D)、スレスレ(SS)、ストレイト(S)、ここは格好よく “D3S Type” (ディースリーエスタイプ)と名付けようではありませんか。
30年後、当たり前のファッション用語になっている予感があります。

 

素朴で無垢な、細くもなく太くもないストレート、それが “D3S”。
しいて言うならば、オールドスクールなテイストと言ってもいいかもしれませんが、イメージはフランスやイギリスの古着スラックスです。『もともとはけっこういいものである』 という前提がありながら、シルエットが今っぽくなくて、だからこそニュアンスがあるというもの。クラシックやトラッドがスパイスとしてカジュアルスタイルに作用するというイメージです。

ですから、生地の雰囲気がまた重要となり、やはりヨーロッパの薫りのするもので、クラシック・トラッドというテイストがあることが重要です。

あとは、このニュアンスを生かすも殺すもお好みで、ということとなります。
ということで、冬のクラシックな素材2種類でご用意することができました。

 

 

まずはブリティッシュ・ファブリック、MOON のヘリンボーンツイード。

Outline
Fuzz が別注で製作を依頼した中太ストレートシルエットのトラウザー。
シャープなスマートさとは反対の、安心感のあるクラシック感をテーマに、古着のような素朴なスタイルを指向しています。
生地はイギリスのツイード専門テキスタイルメーカー MOON 社のヘリンボーンツイードを使用しています。ほどよく厚地でしっかり冬仕様のファブリックとなります。
クラシックなスタイルに、クラシックなファブリックを載せたスラックスは、かえってカジュアルな着こなしで映えるという考え方に拠っています。アイテムとしてはしっかりニュアンスがありますが、デザインそのものはシンプルであり、ベーシックアイテムの範疇に入りますので、幅広いスタイルで活用していただけます。

 

 

BRENA – Basic Trousers *Moon Herringbone Tweed
col : Black
size : 44 / 46 / 48/ 50
price : 27,500 (税込)

 

つづいてはオーストリア・チロル地方の伝統的なファブリックであるローデンクロス。地元オーストリアで1888年創業の老舗ミル、Loden Steiner の生地です。

Outline
Fuzz が別注で製作を依頼した中太ストレートシルエットのトラウザー。
シャープなスマートさとは反対の、安心感のあるクラシック感をテーマに、古着のような素朴なスタイルを指向しています。
生地はオーストリアのテキスタイルメーカー Loden Steiner 社のローデンクロスを使用。ローデンクロスはオーストリアの伝統的な防寒向けの生地となり、ウールとアルパカを素材とした毛足のある縮絨織物です。しっかりした厚地でウールメルトンに近い質感となりますが、表面の起毛感と光沢感に独特のものがございます。
クラシックなスタイルに、クラシックなファブリックを載せたスラックスは、かえってカジュアルな着こなしで映えるという考え方に拠っています。アイテムとしてはしっかりニュアンスがありますが、デザインそのものはシンプルであり、ベーシックアイテムの範疇に入りますので、幅広いスタイルで活用していただけます。

 

BRENA – Basic Trousers *Loden Steiner
col : Grey
size : 44 / 46 / 48/ 50
price : 25,300 (税込)

 

ガチガチなトラッドに使っていただいても問題ないですが、in Fuzz で考えると、やはり 『ニュアンス系』 みたいな捉え方になります。
と言っても難しいことではなく、例えば同様にちょっとしたニュアンス系でもあるメンズのクルーネックのカーディガンとシンプルに合わせるのもいい具合のイメージです。足元は革靴でもいいし、スニーカーでもあえてな感じがして格好いいと思います。

さらに具体的なことを言えば、オイルドジャケットの類いをヨーロッパ型のクラシックスタイルで着る時や、フレンチワークジャケットをヨーロピアンな文脈でという場合など、つまり、オールド・ヨーロピアンのスパイスを利かせて着こなしたい時にうってつけのパーツではないかと思っています。

アジャスタータブだったり、シンチバックだったり、トラッドや装飾的なディテールを付けると、さらに味わい深いものになるかとも思いましたが、しかしあえて濃い味を選ばないのも、長年の Fuzz 的なスタンスであります。
また、コストをかけるとさらにプライスが跳ねますので、強打者専用アイテムになってしまうのも少し不本意なのでした。おれたちは、中距離打者の集まりだ、というのが店主であるわたくしの Fuzz 像ですので。(強打者は来るなとは言ってないですよ。笑)

興味ある方は是非お試しになってみてください!

 

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